皆様、こんにちは。
鳥取の岸信です。


夏場恒例の川鱸デイゲーム。
今シーズンの傾向から、雨による増水の無い平水時は小型がメインと想定し、ULタックル片手にフィールドへ足を踏み入れた。

ルアーは、4〜6cm程度の小型ペンシルやポッパーのみのTOP縛りだ!


朝イチ、普段から足繁く通っているスポットで40クラスがヒットするも、その後はバイトも何もなく沈黙…

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少し移動して入ったスポットでも、流心から流ヨレや澱みなどを隈なく探るも、シーバスからの反応は皆無で、夏の日差しと30℃を超の蒸し暑さが気力と体力を奪っていく。


そこで、ロッドをキャストする手を止め、水分を補給しながら水中を眺めていると、数尾のボラとメナダが岸際の藻類を食んでいる。
ボトムではテナガエビや小型のハゼ類などが、細かく移動を繰り返しながら何かを啄んでいるようだ。

水中を、のんびり観察するのも悪くないなぁ〜♪

…と、強い流れの脇の膝下程度の浅いシャローで、数尾のチヌがフィーディングしている姿を発見。

そこで、「シーバスがダメならチヌでも狙ってみるか!」と思い、少し距離を取ってアプローチすることにした。


見える川チヌのサイズは30〜40cmほど。
一番大きそうな個体にターゲットを絞り、ペンシル→ポッパーの順にキャストするがいずれも無反応。

車に戻ればソフトルアーや小型シンキングミノーがあったが、厳しい暑さの中の移動は極力避けたかった。

手元にあるケースは、小型のTOPルアーばかり…
ただし、1つだけリトリーブすると水面に浮き上がるシンキングタイプがあったので、「沈めてみてはどうか?」と思いチョイス。

見えチヌから少し離れたスポットにキャストし、チヌの近くまでリトリーブして近づけた後に、リールをフリーにしてチヌの目の前でフォールさせた。

すると、TOPには無反応だった見えチヌに一瞬でスイッチが入り、3尾が奪い合うようにバイトしてきた。
そして、真っ先にルアーを捉えたのは、見えチヌの中で一番大きい目測で40cmほどのサイズだ。

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そもそもが小型のシーバス狙いで、ロッドがULクラス『C3+W.o.r.C6'5" class2』に、細番手のPEラインとULゲーム用のフックをセレクト。

そこで、バイト時のラインブレイクやフック伸び・口切れを防ぐため、フッキングはやや控えめの一度きり。
0.5kgにセットしたリールのドラグを使いながら、ロッドを曲げることによるプレッシャーで勝負をかける。


フッキング直後から、流れに乗って降り始めた川チヌに、ロッドテンションで少しずつプレッシャーをかけながら、ブッシュで覆われた川岸を藪漕ぎしつつ走って追いかけ距離を詰める。

ランディング直前には、何度も河岸のブッシュに頭を突っ込まれたが、フック・ラインとも何とか保ちこたえてくれた。

『えっ!? 40cmどころとちゃうやん!!』

流れの中での数分間のファイトと、水の外に出たランディング後の暑さによるチヌのダメージを考え、川の流れが表面を洗うコンクリ護岸まで走って移動して10枚ほど写真撮影。

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ロッドでおよそのサイズを測り、元の流れへとリリースした。


折りからの暑さの中、チヌを追いかけて川岸を走り回り、ランディングしたチヌを撮影場所まで急いで運び、身体中から溢れ出た汗が服を濡らし頬を伝い、メガネのレンズにも滴り落ちる。

すぐにでもシャワーを浴びたい気分だが、この時は大量の汗も全く気にならなかった。


川鱸狙いの中のイレギュラーな釣果ながら、チヌの自己記録…サイズと(量ってないが)ウエイトの両方を大幅に更新することが出来た。

最高だ!

ホントに最高だ!!






■ロッド:C3+ W.o.r.C6’5” Class2/SAKURA LURE DIVISIO
■リール:小型スピニングリール
■ライン:ハードコアスーパーX4 0.6号/デュエル
■リーダー:パワーリーダー™ CN 12lbクラス/デュエル
■ルアー:4cmの小型トッププラグ
■フック:C‘ultiva ST-26TN #12/オーナーばり
■初期ドラグ値:0.5kg
■ポイント:鳥取県中部エリアの河川中流部
■日付:2022年7月25日