皆様、こんにちは。
鳥取の岸信です。
昨年~今年と、仕事で慌ただしくしておりレポートが滞っておりましたが、ぼちぼち目途が立ってきたこともあり本格的に職場復帰…ならぬ釣り場復帰でございます。
「仕事で慌ただしく」とは言え、まったく釣りに行っていなかった訳でなく、合間を見てはちょろりちょろりと様子伺い。
職場から歩いて行けるエリア内に1級河川が流れていることもあり、今シーズンはルアーでの鮎なんかにも手を出す始末です。
(※ロッドはC3+ SAKURACUSTOM 7'8"ST Monster Tune "Trick Gear"をセレクト)
(※ロッドはC3+ SAKURACUSTOM 7'8"ST Monster Tune "Trick Gear"をセレクト)
そんなこんなで夏が過ぎ、秋が本格化し始めた9月以降。
これまでと同様に、合間を見てはちょろりちょろりと様子伺い。
ターゲットは私の大好きな「川鱸(リバーシーバス)」
ターゲットは私の大好きな「川鱸(リバーシーバス)」
晩秋の落ち鮎パターンのピークに照準を合わせ、単に川鱸を釣るだけでなく、毎年変化するブレイクの位置や川の流れなどを把握するのも“様子伺い”の主な目的。
近年、当地の落ち鮎パターンは鳴かず飛ばずの状況が続いており、私自身「これぞ落ち鮎パターンの川鱸」といえる魚を2~3年は手にしておりません。
今シーズンは果たして!?
そして迎えた、10月も終盤の24日の夜のこと。
翌25日の仕事はお休みを頂戴していたので…
「久しぶりに時間が取れそうだし、今宵は川の流れとじっくり向き合いますか!」
と心に決め、フィールドに向かいます。
タックルは、このポイントで出番の多い「C3+ W.o.r.C 7'4" Class6」に、1.5号のPEを巻いたスピニングリール。
ルアーは、古くから愛用しているジャークベイトでゲームスタートです。
ルアーは、古くから愛用しているジャークベイトでゲームスタートです。
ところが早々に出ばなをくじかれます。
水量の割りに川の流れが今一つで、見るからに釣れなさそうな雰囲気が漂っています。
どうやら、外海の波が砂州で埋め尽くされた河口に栓をしているようで、浅くなった一部を除きほとんど流れが効いていません。
「ありゃりゃりゃ!!!」です。
実際、開始からしばらくはヒットが連発するものの、その全てが「髭鱸(ナマズとも言います)」で、この子たちが先に食ってくるということは、川鱸に関しては期待が持てません。
いいトコ流しても髭鱸がヒットするんだから、ホント「ありゃりゃりゃ!!!」です。
それでも川鱸からの反応を得ようと、シャローからブレイクにかけての流れが効いている部分を一通り探った後は、水中のシモリ岩まわりをタイトに攻めるピン撃ちスタイルに移行しました。
30年近く通いなれたフィールドだけに、シモリ岩の位置はほぼ全て把握しており、漆黒の闇夜であっても大体の位置が分かります。
キャスト性能に優れた「C3+ W.o.r.C 7'4" Class6」のお陰で、方向さえ見誤らなければ、リールからラインが繰り出される放出音を聞くだけで、狙い通りのスポットにルアーをプレゼンテーションできます。
…と、
流れのリサーチから、シモリ岩周りのピン撃ちスタイルに変えた1キャスト目のこと。
ルアーの着水と同時に強めのジャークを加え、そのままラインテンションを抜いてナチュラルにルアーを流していた私の手元に、川鱸らしい明確なバイトが伝わってきました。
ルアーの着水と同時に強めのジャークを加え、そのままラインテンションを抜いてナチュラルにルアーを流していた私の手元に、川鱸らしい明確なバイトが伝わってきました。
「よっしゃ!」
間髪入れずフッキングを入れると期待通りのエラ洗いを見せてくれます。
ところが「とりあえず1つ♪」と喜ぶのもつかの間。
シモリ岩脇でヒットしたこともあり、エラ洗いの直後から、岩にラインが擦れる感触が手元に伝わってきました。
このまま強引にやり取りすればラインブレイク必至の状況です。
シモリ岩脇でヒットしたこともあり、エラ洗いの直後から、岩にラインが擦れる感触が手元に伝わってきました。
このまま強引にやり取りすればラインブレイク必至の状況です。
そこで、一旦は軽くラインテンションを抜き、シーバスの動きが手に伝わったタイミングでロッドを思いきり立て、水中の川鱸にあえてエラ洗いさせてシモリ岩を水面から回避する、ともすれば無謀とも捉えられかねない方法にチャレンジ。
7フィート4インチのショートレングスながら、粘り強いバットパワーを持つ「C3+ W.o.r.C 7'4" Class6」ならではの芸当です。
結果、最初の難関を無地にクリア。
この時点で「60~70cmくらいかな?」と思っています。
そして、あとは難なく寄せてランディング…と行くはずだったのですが、しばらくの間はラインを巻いたり出されたりを繰り返すことになります。
いくら流れがイマイチとはいえ、流れの上流側からそこそこサイズの川鱸を掛けると、まーまー大変なんです。
そして、上がって来た魚を見てビックリ!
どおりで良く引くわけです。
普段からメジャーは持ち歩かないのでサイズは分かりませんが、ボガグリップ計測で14ポンドってことは、堂々の6kgUPです。
なんかスンゴイ嬉しくて、スンゴイ有難くて…
ここ2~3年、落ち鮎パターンの川鱸に振られっぱなしだったこともあったのか!?
早朝から夜遅くまで、丸10日間フル稼働した心身の疲れがあったからかも知れません。
気が付いたら、両目から微量の涙(笑)が頬を伝わっていました。
恐らく鱸釣って涙を流したのは今回が初めてのことです。
本来なら、SAKURA LURE DIVISIONプロモ用の画像をビシバシ撮影しなければならないのですが、少しでも早くリリースしたいと思い、わずか8枚の画像を押さえたのみ。
ごめんなさい(ブツ持ちなんか最悪です)
ごめんなさい(ブツ持ちなんか最悪です)
リリースまでの蘇生にはじっくり時間をかけ、自分の手元を離れてから流れの中に帰っていく様をしばらく眺めていました。
ありがとう。
■釣行日:2024年10月24日
■場所:天神川下流域(鳥取県)
■タックル
・ロッド:C3+ W.o.r.C 7'4" Class6 / SAKURA LURE DIVISION
・リール:中型スピニングリール
・ライン:撃投PEフラッシュ1.5号/オーナーばり
・リーダー:パワーリーダー™ CN30lbクラス/デュエル
・ルアー:ジャークベイト11cm
・フック:フロントST-31 リアSTX-38ZN/オーナーばり
・ドラグ設定:1.5kg
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