皆様、こんにちは。
鳥取の岸信です。


例年、3月~4月に良型ネイティブレインボーが狙えるポイントへ!
昨年は本業が慌ただしく行くことが叶わなかったが、一昨年の3月にはサイズこそ40cm前後ながら、ひれピン極上ボディのレインボーの数釣を楽しんだ。

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また同年4月には、60cmは優に超えた個体(ひょっとしたら70越え?)が足元までチェイス。
ほんの目の前でのミスバイトにとても興奮したが、掛けることが出来ず非常に悔しい思いをした。


丸1年空けてのリベンジ釣行となった今回は、気温が一機に20℃を越える3月一番の好天に恵まれた。

直前まで雪が降っていたため、気温上昇による雪代=水温低下が心配だったが、ウェーダー越しの感覚ではそこまで冷たくなく、計ってみると11℃とむしろ好条件。

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夕方になると、ハッチについた強烈なライズが見られるはず・・・だった。
ところが、ゲーム開始早々から枯草交じりの強烈な濁りが入り出し、一目見てNGの状況となってしまった。

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濁りの原因は、ポイント少し上流で合流する枝沢の河川工事。
ユンボでガチャガチャやっていたので、しばらくは濁りが取れないことは明確だった。

そこで、工事が行われている枝沢の上流にある、一昨年60cmUPを掛けそこねたスポットにエントリー。

上流から吹き降ろす風が強かったのと、雪代の水量増により流れの勢いが増していたので、普段はあまり使わないシンキングミノーを使用。
まずは、川の流れに対して上流側にキャストするアップの釣りからスタートした。


ロッドは、一昨年のレインボー連発時にも使った「C3+ W.o.r.C5'9" Class2 (Cork Ver.)」
シンキングミノーを使ったアップの釣りでも、水中のルアーにしっかりアクションを入力できる、高いコントロール性能を備えている。

結果から先に言うと、アップの釣りではバイトやチェイスも無く終了。
そこで、立ちこんでいた下流側ポジションから、上流側のポジションへと移動。
ルアーをシンキングからサスペンドタイプに変え、流れに対して下流側にキャストするダウンの釣りでチェック。

するとこの移動が功を奏し、1キャスト目からレインボーがヒット。
サイズは目測で35cmほどと小型ながら、流れの中でのアグレッシブな走りが溜まらない。
ところが、ランディングしようとネットを手に取ったのと同時にフックアウトしてしまった。

気を取り直してキャストを再開するとすぐに反応があり、50cmクラスが本の足元でヒットした。
フッキング直後から下流に向かって強烈なトルクで走ったため、ロッドがあり得ないくらいベンドし、リールからラインがどんどん吐き出される。

とはいえ「C3+ W.o.r.Cシリーズ」ならではバッドのトルクで、流れに乗って走り回る水中のレインボーにプレッシャーを掛け続けていると、程なくしてリールから放出されるラインのペースが落ちて来た。
そこで「今度は自分の番」と寄せにかかろうとしたのだが、守りから攻めに転じた途端にまたまたフックアウト。

これで2連続バラシである。

「もう居ないかも?」と思いながらキャストを再開するも、当たり前のように水中からの反応は皆無。
そこで、場を休ませる意味も込めルアーフックを一番手太いタイプにチェンジし、リーダーも5lbクラスから6lbクラスに結び変えた。

そしてゲームを再開した数キャスト後にこの日3回目のヒット。
この魚が強烈だった。

2尾目にヒットしたレインボーとは、まったく比べものにならないトルク&スピードで、流れの中をギャンギャンに走り回る。

一方自分はというと、魚がヒットした嬉しさもあったが太い流れの中でかかったこの魚をいかにして取り込むかと考えながらロッドをホールドするのが精一杯。

恐らくパワークラス2の「C3+ W.o.r.C5'9"」では掛けちゃいけない魚だろう。

そして迎えた結末は無残だった。
恐らく20mは出されたであろうラインの先で、あえて太くしたリーダーが水中の岩盤に触れたような感触が伝わり、直後にブレイクしてしまったのだ。

バーブレスフックを使用しているので、口のルアーは自然に取れてくれると思うが、これで3連続バラシだ。

負の連鎖はまだ止まらない。
「もう居らんやろ!」とダメ元でのバラシ直後のキャストに、この日4尾目のレインボーがヒットしたのだ。

ところがフッキング直後にまたまたフックアウトしてしまう。
バーブレスフックを使っているので多少のバラシは覚悟しているが、これだけ続くと流石に滅入ってしまう。


「あと3キャストしてダメだったら別の日に出直そう」とキャストを再開。

すると最後の3キャスト目に、この日5尾目のレインボーがヒット。
それがこの日唯一の貴重な釣果。
流れの中での走りこそアグレッシブだったが、難なくランディングに持ち込めた(サイズは40cmあるなし)

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最終的な結果は、5ヒット1キャッチの打率2割。

ひとつ獲れたから上出来じゃんと思われるかも知れないが、自分としては悔しくて悔しくて仕方ない。
そして「3尾目にヒットしたのはどんな魚だったんだろう?」と気になって仕方ない。

しばらくは好天が続くようなのでレインボーの活性はUPすると思われる。
近いうちに絶対にリベンジしてきます。





■ロッド:C3+ W.o.r.C 5'9" Class2/SAKURA LURE DIVISION
■リール:小型スピニングリール
■ライン:ハードコアアーマードF+プロトラウト 0.3号/デュエル
■リーダー:パワーリーダー™ CN 6lbクラス/デュエル
■ルアー:サスペンドミノー5cmほか
■フック:C‘ultiva STBL-36BC/オーナーばり
■スナップ:C’ultiva クロスロックライト#000(テストサンプル)/オーナーばり
■初期ドラグ値:0.5kg
■釣行日:2025年3月21日