皆様、こんにちは。
鳥取の岸信です。
このところ、深夜の徘徊ゲームをチョイチョイ楽しんでいます。
ターゲットは、カサゴやムラソイなどのロックフィッシュ！！
ターゲットは、カサゴやムラソイなどのロックフィッシュ！！
釣って楽しいことは勿論のこと、「チョコっと行って、パッと釣って、さっと帰る」という手軽さがタマラナイのであります。
そこで今回はロックフィッシュゲームのおはなし…ではなく、「稚顎パターン」のシーバスゲームについて紹介させていただきます。
いつものように、ロックフィッシュ狙いで小さな港に足を運び、ゲーム開始早々から「ポン！ポン！」とカサゴやムラソイをキャッチ＆リリース。
すると、野球場ほどの広さのワンドのあちこちで、シーバスの単発ボイルが発生し始めました。
すると、野球場ほどの広さのワンドのあちこちで、シーバスの単発ボイルが発生し始めました。
およそ、5分から10分程度の間隔で、穏やかな水面に水しぶきが上がります。
「もしかして稚顎パターンかも？」
「稚顎」とは、4～5cmほどの「アゴ（トビウオ）」の幼魚のこと。
これに着いたシーバスを狙うのが「稚顎パターン」のゲーム。
これに着いたシーバスを狙うのが「稚顎パターン」のゲーム。
良い時には60～70UP交じりでの2桁釣果が期待できる楽しい楽しい激熱パターン。
ところが、チョットだけ厄介な点があるんです。
ところが、チョットだけ厄介な点があるんです。
私の場合は、この釣りに使うのは5cmほどの小さなシンキングペンシル一択。
ボイルは、ワンド内の広い範囲で発生するためスポットを一か所に絞りづらく、必然的に遠投できるルアーで広く探ることが優位になってきます。
ボイルは、ワンド内の広い範囲で発生するためスポットを一か所に絞りづらく、必然的に遠投できるルアーで広く探ることが優位になってきます。
ところが、小型のシンペンだと細糸仕様のフィネスタックルを使っても、せいぜい30m飛べばいいところ。
ルアーのサイズを上げることにより、飛距離をUPすることができるのですが、経験上ルアーサイズが7cmを超えるとヒットはおろかバイトすらなくなってしまいます。
ルアーのサイズを上げることにより、飛距離をUPすることができるのですが、経験上ルアーサイズが7cmを超えるとヒットはおろかバイトすらなくなってしまいます。
もう一つの問題はタックル。
小型のシンペンで飛距離を稼がなければならないため、稚顎パターンをやり始めた当初はメバル用のタックル流用していました。
ところが、ルアーが小型であるが故に丸のみされるケースが多く、またタックルがライトなためやり取りに時間が掛かってしまいます。
小型のシンペンで飛距離を稼がなければならないため、稚顎パターンをやり始めた当初はメバル用のタックル流用していました。
ところが、ルアーが小型であるが故に丸のみされるケースが多く、またタックルがライトなためやり取りに時間が掛かってしまいます。
ファイトが長引けば長引くほど、シーバスのザラザラした歯にリーダーが擦れることによるブレイクのリスクが高まります。
また「ルアーが小型＝フックも小さい」なので、ファイト中にフックが伸びてしまうケースも起こりえます。
また「ルアーが小型＝フックも小さい」なので、ファイト中にフックが伸びてしまうケースも起こりえます。
ひどい時には、ヒットした数の半分もキャッチできなかったことも！
次に「稚顎パターン」の大きな特徴の一つとして、「再現性に乏しい」ことも挙げられます。
例えば「満月大潮の干潮直前が良い」とか「潮が流れない凪の夜が良い」とか等々の、「このタイミングがベスト！」的なものがない、行き当たりばったり＆神出鬼没のパターンなんです。
例えば「満月大潮の干潮直前が良い」とか「潮が流れない凪の夜が良い」とか等々の、「このタイミングがベスト！」的なものがない、行き当たりばったり＆神出鬼没のパターンなんです。
「昨日よかったから今日も！」といったことも少なく、釣欲にかられて連日出撃しても「申し訳ございません初回限定です」みたいなことが起こりえるんです。
ちなみに、今回の「稚顎パターン」との遭遇は、私自身4～5年ぶりのことです。
過去の経験を踏まえ、今回は普段シーバスやマゴチ等で愛用の道具立てで挑むことにしてみました。
ルアーは、6cm4,5ｇのシンキングペンシル。
ロッドは私の愛竿中の愛竿「C3+ W.o.r.C 8'7" Class8」。
PEライン1号にフロロリーダー5号の、前回のマゴチレポートでも投入したタックルそのままです。
ロッドは私の愛竿中の愛竿「C3+ W.o.r.C 8'7" Class8」。
PEライン1号にフロロリーダー5号の、前回のマゴチレポートでも投入したタックルそのままです。
このタックルで、小さなシンペンがどの程度の飛距離を稼げるかが心配でしたが、垂らしを長めに取り、ルアーのわずかな重みをロッドの胴に乗せながらペンデュラム気味にキャストすると、30mを超える飛距離を難なく稼ぐことができました。
またフックの伸び対策として、普段は１~1,2kgに設定するドラグを少し緩めの0.8kgに設定しました。
結果、日付をまたいだ3時間ほどの間に、70UP2尾と40あるなしのおヒラ様含むシーバス10尾をキャッチ。
ボイルはまだまだ続いていたのですが、キリの良い数字のところで止めておきました。
ボイルはまだまだ続いていたのですが、キリの良い数字のところで止めておきました。
※「稚顎パターン」の厄介な点の一つとして、ひどい時にはボイルがまったく収まらず延々と続き、猿になって釣り続けていたら夜が明けた…、みたいなことになります(笑)
いつ起こるかわからない神出鬼没の「稚顎ゲーム」。
皆さん、運よく遭遇できたら存分に楽しんでみてくださいね！
PS，ライトロックフィッシュについては、別の機会に改めて紹介させていただきます。
【釣行日】2025年6月19日
【場所】鳥取県中部の小さな漁港
【タックル】
■リール：中型スピニングリール
■ライン：TX8 1号/デュエル
■リーダー：ZAITO磯フロロ5号/オーナーばり
■ルアー：シンキングペンシル6cm/4,5ｇ
■フック：カルティバST-36TN #12
■初期ドラグ値：0.8kg（ドラグチェッカー計測）
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